水素水は効果がないのか「30分で抜ける」真実:失敗しない選び方の科学的基準
jazz

この記事からわかる3つのポイント
・水素水の効果は「全身」ではなく「お腹(胃腸)」のケアに特化している。
・開封後30分で水素は抜けるため、「ちびちび飲み」はNG。
・市販ならアルミ一択だが、継続するならステンレスボトルでも十分代用可能。

「水素水には効果がないと聞いたけれど……」
「高価なだけで意味がないのでは?」

結論から言うと、その疑問は半分正解です。

選び方や飲み方を間違えれば、残念ながら「単なる高い水」になってしまいます。

とはいえ、「正しい科学的な条件」を知ることで、水素水は健康維持、特に胃腸のケアにとって有益なツールとなり得ます。

この記事では、あえてメリットだけでなく「水素水の限界(デメリット)」も包み隠さずお伝えします。その上で、ご自身に必要かどうかを冷静にご判断ください。

ここに注意です

水素の効果については様々な意見があります。いきなり高額な商品に手を出すのではなく、手頃な水素バス・水素サプリメントから試すのがオススメです。まずは冷静に判断していきましょう。

※ 3分ほどで読み終わります。

真実1:「濃度」には科学的な限界が

まず、商品選びで最も重要な「濃度」についてです。

「分子状水素医学シンポジウム」の定義では、開封時に「0.8ppm」以上の濃度があるものを水素水としています。

ここで、騙されないために知っておいていただきたい数値があります。それは「1.57ppm」です。これは、気温20℃の環境下で水に溶ける水素の限界値(飽和濃度)です。物理的に、水素水はこれ以上の濃度を保つことは難しいとされています。

もし広告で「驚異の濃度5.0ppm!」といった商品を見かけても、注意が必要です。それは工場で圧力をかけた瞬間の数値であり、フタを開けた常圧下では、自然の法則に従って1.57ppm付近まで下がります。

「最大値は約1.6ppmである」

まずはこの基準を指標にしてください。

真実2:全身を巡るのではなく「お腹」に働く

「水素水を飲むと、全身の悪玉活性酸素が除去される」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

しかし、最新の研究見解では、飲用による水素水が作用するのは主に「消化器官系」であると考えられています。

水素水は飲用後、全身をくまなく巡るというよりも、以下のような働きが期待されます。

  • 胃や腸を刺激する
  • 腸内細菌の活動をサポートする
  • その結果、お通じや成長ホルモンの分泌に影響を与える

つまり、あくまで「お腹の調子を整えるケア」として捉えるのが適切です。

【重要】消費者庁の事例について

実は、過去に水素水の表示を巡って、消費者庁から「根拠がない」として措置命令が出された事例があります。何がNGとされているのか、正しい情報を知っておくことが大切です。

当時の具体的な指摘内容と、そこから学ぶ「騙されないためのポイント」を以下の記事にまとめました。購入前にぜひ一度ご確認ください。

真実3:「体調が良い」理由は、水分補給のおかげかも

「水素水を飲み始めてから、肌や体の調子が良い」

実際にこのような口コミは多く存在します。

もちろん水素の働きもありますが、もう一つの大きな要因として「単純に水を飲む習慣がついたから」という可能性も無視できません。慢性的な水分不足(脱水気味)だった可能性があります。

■ 「生存ライン」を割っているタイプとは

人間の体は、呼吸や汗、排泄によって、つまりただ生きているだけで1日に約2.5リットルの水分を失います。

これに対し、食事などに含まれる水分(約1.3リットル)を差し引いても、飲み水として「最低でも1.2リットル」を補給しないと、身体の収支はマイナス(脱水)になります。

ここで、ご自身の昨日を振り返ってみてください。

「500mlのペットボトル2本半、飲み干しましたか?」

「コーヒーやお茶なら飲んだけど……」

もちろん、最新の研究ではコーヒーやお茶も水分補給としてカウントされます。しかし、カフェインの利尿作用や、カフェラテなどの糖分・脂質を考えると、「内臓に負担をかけない純粋な水」として1.2リットルを確保できていると言い切れるのか。

高いお金を出して水素水を買うと、「元を取らなきゃ」と意識して水を飲むようになり、このような効果が期待できます。

  • 純粋な水分量が増える
  • カフェインや糖分の摂取量が(水に置き換わることで)減る
  • 結果、胃腸の負担が減って体調が良くなる

これが「水素水で健康になった」という体験談の、隠れた正体です。「良質な水を十分に飲むこと」自体が、健康にとって間違いなくプラスになっています。

真実4:ちびちび飲みはNG|「30分」がリミットです

ここが最も誤解されやすいポイントです。

水素水を時間をかけて飲んでしまうのはもったいない飲み方です。

水素は宇宙で最も小さい分子であるため、フタを開けた瞬間から空気中へ逃げていきます。

  • 10分後:体内での効果ピーク
  • 30分後:水素の多くが消失

30分以上過ぎると、ただの水にどんどん近づきます。効果を期待するなら、「短時間で飲み切る」のが鉄則です。

失敗しない:「アルミ容器」一択

ここまで、あえて厳しい現実をお伝えしてきました。

それでも、「まずは1ヶ月、胃腸のケアを試してみたい」、「良い水を飲む習慣を作りたい」という方にとって、水素水は良いきっかけになります。

ただし、市販品を買う場合、容器選びだけは絶対に間違えないでください。

ペットボトルのようなプラスチック素材は、水素が簡単に通り抜けてしまいます。つまり、ペットボトル入りの商品は、未開封であっても中身はただの水になっている可能性が高いです。

市販品を買う際は、必ず気密性の高い「アルミ缶」または「アルミパウチ」の商品を選んでください。

■ 最初の一歩におすすめ:伊藤園 水素水

遮光性・気密性に優れたアルミ缶・アルミパウチを採用していて、水素が抜けにくいです。また、水素が抜けてしまう「30分以内」に飲み切るのに、無理のないサイズ感です。

まずはこのセットで、1ヶ月ほど続けてみてください。

それでお腹の調子などの変化を感じられなければ、ご自身の体質に水素水が合っていない可能性があります。その場合は無理に続ける必要はありません。

失敗しない容器選び:実は「ステンレス」もオススメ

ここまで「水素は抜けやすい」という話をしてきましたが、では実際に(ジムなどでサーバーを利用する場合)どの容器を選べばいいのでしょうか?

多くのサイトでは「アルミ製」がオススメされています。しかし、当サイトではあえて「広口のステンレスボトル(魔法瓶)」を推奨します。

「えっ? 金属じゃないと抜けるんじゃないの?」

そう思った方のために、実験データに基づいた私がステンレスを選ぶ「現実的な理由」を解説します。

① データで判明:「数時間」ならステンレスでも抜けない

まず、「普通の水筒(ステンレス)だと水素がすぐ抜ける」という不安を解消しましょう。以下のデータをご覧ください。

▼【実験】容器別の水素残存率(数日間の変化)

【検証データ】水素水の保存容器比較グラフ(ステンレス・アルミ・ペットボトル)

出典:株式会社ユーピー

ステンレスボトルは、アルミ缶とほぼ同等の保存能力を持っています。ジムでのトレーニング時間(1〜2時間)はもちろん、朝入れて夕方飲むくらいなら、水素はほとんど減りません。「ステンレスだと抜けやすい」ということはありません。

※ただし、ペットボトルは本当にダメです。1日で水になります。

②「ステンレス」を選ぶ理由

理論上はアルミが優秀ですが、毎日使うとなると話は別です。 私はジム入会時にもらった専用アルミボトルではなく、市販のステンレスボトルに切り替えました。理由は2つあります。

理由1:圧倒的に「洗いやすい」

アルミボトルは、飲み口が狭く作られています。これが最大のストレスです。

  • アルミ:スポンジが入らない。ハイター消毒などが必要で面倒。
  • 広口ステンレス:スポンジで底までガシガシ洗える。

理由2:「ゴクゴク」飲みたい

専用ボトルは容量が少なめ(300〜400ml)が多いですが、少し物足りません。運動中の水分補給はもちろん、日常でも水素水をフル活用するには、600ml以上の大容量がオススメです。

水素水ボトル:3選

私が愛用しているのは、「大容量(600ml)」「洗いやすい広口」「持ち運びやすい」3点を満たしたボトルです。

■ タイガー魔法瓶|真空断熱ボトル(MCZ-S060)

軽いだけでなく、汚れやニオイのつきにくい仕様です。指にフィットするハンドルが優秀で、移動に最適です。

■ 象印|ステンレス キャリータンブラー(SM-RS65)

パッキンを外して洗う必要がありません。超広口なので、洗うのが本当に楽です。衛生面重視ならこれ一択。

■ キャプテンスタッグ|HDボトル 600ml

アウトドアブランド製で頑丈かつシンプルです。傷を気にせず使い倒したい方に。

「水素水専用」という言葉に惑わされず、「使いやすくて、水素も守れる」賢い選択をしてください。

さらなる効果を求める方へ:「飲む」以外の選択肢

最後に、当サイトとしての見解をお伝えします。 手軽さでは「水素水(飲用)」が一番ですが、効率よく水素を取り込むという点では、実は「飲む」以外の方法が優れています。

もし、より本格的な抗酸化作用や疲労回復をお求めであれば、以下の方法も検討してみてください。

オススメの水素商品まとめ

水素の商品は主に4種類ありますが、効果の感じやすさや科学的根拠(摂取量・持続性)で選ぶなら、以下の優先順位がオススメです。

  1. 水素吸入(効率的:脳や内臓への到達量が違う)
  2. 水素バス(体感:皮膚吸収+温熱効果)
  3. 水素サプリ(持続:体内で発生し続ける)
  4. 水素水(手軽:水分補給のついでに)

水素吸入(吸うタイプ)

「本気で結果を出したい」「医療レベルのケアを自宅でしたい」という方は、この投資が一番の近道です。

■ シルマーレ パルス120(Silmare)

医療・サロンレベルのスペックを自宅で実現したい方向けの「一生モノ」です。

特徴:メーカー直営の安心感と、圧倒的な水素発生量

■ ルルド・プレミアム(Lourdes)★イチオシ

10万円ほどしますが、実は「最強の買い切りウォーターサーバー」としての機能もあります。吸入機能はもちろん、高濃度の水素水が作れます。「2年分のサーバー代で一生モノの吸入器が手に入る」と考えれば、実は一番コスパが良い選択肢です。

特徴:吸入+水素水飲み放題の一台二役

水素バス(浴びるタイプ)

冷え性の方や、家族全員で健康になりたい方向けです。湯気からも水素を吸収できます。

■ H&(アッシュアンド)

1回約110円とコスパ抜群の入浴剤です。無香料なので、好きなアロマと合わせるのもオススメです。

特徴:手軽に試せる「水素のお風呂」。

■ 風呂用水素生成器 H2U

初期投資はかかりますが、1分間に約3億個のマイクロバブルが発生します。湯気を深く吸い込むことで、お風呂にいながら「全身吸入」のような効果が得られます。

特徴:高品質な水素浴

水素サプリメント(飲むタイプ)

外出先や、忙しくて時間がない時に最適です。

■ DHC スーパーエイチツー

国内大手メーカーの安心感があり、カプセルタイプで飲みやすいです。

特徴:初心者に最適なエントリーモデル

■ H2 Platinum(エイチツープラチナム)

より本格的な実感を求めるならこちら。体内で発生する水素の「持続時間」の長さが特徴です。

特徴:持続型で長時間サポート

水素水(作るタイプ)

市販のアルミパウチ製品を買い続けている方は、自宅で作ったほうが圧倒的に経済的です。

■ ポータブル水素水生成ボトル GAURA walk

価格は2万円ほどしますが、市販の水素水を毎日買うとたった2ヶ月でこの金額を超えてしまいます。容量は少なめ(380ml)なので、持ち運び用というより「自宅で作りたてを飲むためのサーバー」として使うのが賢い使い方です。

特徴:コスパ重視で毎日飲みたい方に

以上、水素水についてでした。ご覧いただきありがとうございました。

水素商品に関しては、こちらでも詳しく紹介しています。