なぜ脱毛中に日焼けをしちゃダメ?
紫外線は1種類じゃない?
日焼け止めのSPFとPAってなに?
脱毛していると、日焼けについては「もうわかったよ……」というくらい注意されます。
ですが、実際に日焼け対策をしている男性はおどろくほど少ないです……。
面倒なのは理解できますが、日焼け止めを塗ると脱毛効果が高まります。
資格を取得後、脱毛サロンを運営。日々変わる情報をアップデートしながら研究しています
今回は「脱毛における日焼けと日焼け止め」の解説です。
※3分ほどで読み終わります。
脱毛中は日焼けに注意
レーザー脱毛・光脱毛は、太陽と同じ形式の光線から、紫外線だけを抜いた光を照射しています。
レーザー脱毛(アレキサンドライト、ダイオードレーザー、ヤグレーザー)とIPL脱毛(光脱毛)の4種類を徹底比較。メラニン、水分、ヘモグロビンに光線をあてて脱毛を行います。メンズ脱毛でどの効果をとるか。機械選びの参考にどうぞ。
1:脱毛効果が落ちる
2:痛みが増える
3:肌トラブルの危険
1:脱毛効果が落ちる
光線は照射範囲にあるメラニン色素(黒い色素)全てに反応します。
黒い体毛に光線をあてていきたいのですが、肌が黒いと光線が肌に分散してしまいます。
その結果、脱毛効果が減少してしまいます。
2:痛みが増える
光線の光エネルギーは黒い肌で熱エネルギーに変換されます。
肌が黒いと光線が肌に反応してしまいます。
その結果、肌がヤケドのようになり、痛みが強く出てしまうことがあります。
3:肌トラブルの危険
日焼けとは、身体に害をもたらす紫外線を浴びることによって起きる軽いヤケドの状態です。
このとき肌のバリア機能が低下しています。
脱毛によって肌のバリア機能が低くなると、肌トラブルが起きる可能性が増えてしまいます。
脱毛中は日焼け止めを必ず塗る
以上のことから、日焼けをしていると「お断りされること」や「通常より出力を低めに設定して」施術が行われます。
結果的に脱毛効果が減ってしまい、脱毛にかかる期間が伸びてしまいます。
脱毛中は日焼け止めを塗りましょう。
脱毛中、日焼け対策は欠かせません。ちなみに、顔は全身に比べ皮膚が薄く、皮脂腺も多い部位です。
顔に塗るときはていねいに塗っていきましょう。
紫外線A波、紫外線B波
紫外線は、波長の長さによってUV-A(紫外線A波)、UV-B(紫外線B波)、UV-C(紫外線C波)の3つに分けられます。
肌に悪影響をもたらすのは、UV-AとUV-Bの2つです。
ちなみにUV-C波はオゾン層に吸収されるため地表には届きません。
地表に降り注ぐ紫外線の約9割を占めるのが、紫外線A波です。波長が長く、雲や窓ガラスを透過するため、人間にまで到達してしまいます。ダメージを蓄積するので注意が必要です。
紫外線A波を浴びると、肌はゆっくりと黒くなり、シワやたるみを引き起こします。
紫外線B波は波長が短いです。屋外での日焼けの主な原因で、夏の強い日差しなど直接日光を浴びることですぐに日焼けします。
たくさん浴びると赤く炎症を起こし、肌のメラニン(黒い色素)が増え黒くなります。シミ・そばかすや色素沈着の原因になります。
光老化対策
紫外線によるダメージで起こる老化を「光老化」といいます。
紫外線を浴びた時間と強さに比例する「老化」のこと。顔や手のように直接紫外線を浴びることで起こる。顔や手の老化の80%ほどの原因は紫外線によるといわる。
紫外線のよるダメージはすぐに現れない。長年蓄積されて起きてくるため今は大丈夫と思っても後々ダメージが跳ね返ってくる。
日光を浴びることが少ない太ももと、日光を浴びやすい手を見比べると光老化がわかります。
しかも近年はオゾン層が減少しています。紫外線をブロックするオゾン層が年々減少し、地表に届く紫外線が増加しています。
脱毛しているという理由だけでなく、光老化を防ぐためにも、日中外出する場合は日焼け止めを塗ることをオススメします。
「PA」「SPF」とは?
日焼け止めの容器でよく見るのが「SPF」と「PA」です。
この「SPF」と「PA」の解説をしていきます。
PAは紫外線A波を、SPFは紫外線B波を予防します。
「PA」
紫外線A波を防ぎ、効果を「+」によって表します。
PA++++ 極めて高い効果がある
PA+++ 非常に効果がある
PA++ かなり効果がある
PA+ 効果がある
基本的に「PA+++」を選ぶとイイと思います。
「SPF」
紫外線B波を防止できる時間を表しています。SPF1で防げる時間は20~25分です。
たとえばSPF20の場合だと7時間ほど。屋外に軽く出るくらいなら、SPF20で十分です。というのも、SPF数値が高いと肌への負担も大きくなってしまいます。とくに冬は紫外線量も少なくなりますので、数値の高過ぎる日焼け止めはやめましょう。
SPFにはもうひとつ、SPF防御率という指標があります。
SPF「○(数字)」で表示される。日焼け止めを塗らないときに比べ、浴びる紫外線量が○分の1になります。
SPF5では皮膚にあたる紫外線を5分の1(20%)まで低くすることができ、紫外線を80%防御することができます。
SPF10は90%、SPF20は95%紫外線を防御することができます。
日常生活においては、SPF防御率で考えるとSPFは「15」で十分です。
どのSPFを選ぶ?
以上のことから長時間、外にいない場合は「SPF20」「PA++」が基本的な数値になります。
とはいえ、ケースにより選ぶSPF、PAも変わります。ぜひ下記を参考にしてください。
・屋外で1~2時間過ごす場合:PA ++~+++/SPF 20~30
・ちょっとしたお出かけ:PA ++/SPF 20
・1日中、晴天の屋外にいる場合:PA +++ ~++++/SPF 50
とくに5月~8月は紫外線量が増えるので、上記の数値からPAは1~2プラス、SPFは10~20プラスするといいと思います。
目からも日焼けします
目の細胞が紫外線によって傷付けられると、脳は紫外線から身体を守るためにメラニン色素をつくる指令を出してしまします。
この命令は肌のメラニン色素に関係しているため、結果的に肌が日焼けしてしまいます。
そのため、目から紫外線が入らないよう紫外線カット効果のあるサングラスをかけるのがオススメです。
日焼け止めの使い方
朝洗顔し、化粧水を塗ったあとに日焼け止めを乳液代わりに使いましょう。
最近の日焼け止めは美容液やBBクリームの役割をしているものもあります。
男性の場合、スキンケアの最後に日焼け止めを塗ると仕上げとして使えるのでオススメです。
オススメ日焼け止め
日焼け止めは基本的にSPF20~30あたりがオススメです。
SPF50となると肌に負担がかかります。夏場や、スポーツ、レジャーなどで外に出る特別なときにSPF50を使うとイイと思います。
塗り心地がよく白くなりにくい日焼け止めがオススメです。
とくに男性は化粧をすることが少ないと思うので白くならない商品を使うと自然な仕上がりになります。
SPF20
900円ほど。
美容液が入っていて肌への負担もかなり少ない商品です。ピンクに色づいているのでBBクリーム代わりになります。
洗顔後、化粧水なしでもこれ1本で大丈夫です。
SPF35 PA+++
550円ほど。
白くなりにくく、潤い成分も入っていて乳液のような使い心地です。
SPF50+ PA+++
2,500円ほど。
夏用、アウトドア用としてオススメです。男性用ということでニオイも男性向けになっています。
スキンケアも兼ねている商品です。
SPF50+ PA++++
大容量で800円ほど。
伸びがよく白くなりにくいタイプです。
BBクリーム・CCクリーム
日焼け止めの代わりにBBクリーム・CCクリームを使うのもオススメです。
値段:1,700円ほど
色が暗めでとても自然に仕上がります。
カバー力:★★★★
1,500円ほど。
男性用でカバー力も高めです。
両方とも、手で塗れますが、パフを使う方が自然に仕上がります。
500円ほど。同じものをしばらく使って大丈夫です。
80%以上の男性がメイクに興味を持っているとの調査が出ています。自然な仕上がりにしたい場合は、BBクリームやコンシーラーだけで十分だと思います。使い方をご紹介します。
日焼けをしてしまうと無駄に脱毛の時間が伸びてしまうので注意していきましょう。
皮脂のコントロール
クリームだけだとテカテカしてしまうことがあるので、最後にパウダーをはたくのもオススメです。
800円ほど。
少量でかなりカバーしてくれます。
男性の場合、保護フィルムを全部剥がすと量が多いので、保護フィルムを半分に切って残すのがオススメです。粉が少量ずつ出て使いやすくなります。
皮脂を抑え、テカリ防止になります。
メンズ脱毛
男性のムダ毛は濃く、しぶといため男性専門のクリニックやサロンがオススメです。
「光脱毛は効果ない」というのはひと昔前の話。光脱毛も機械が進化し、脱毛効果を実感できることが多いです。
クリニック・サロンには無料カウンセリングがあり、初回の施術料金はとてもお得です。
肌トラブルの改善にも役立つ、男性専門サロン「メンズクリア」
丁寧な施術、医療脱毛専門クリニック「メンズリゼ」
どこにも通わず自宅でやりたい男性向けの「トリア(48,000円ほど)」もオススメです。
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以上、「脱毛中の日焼け」に関してでした。
どうもありがとうございました。
エステサロンでの光脱毛をはじめたい男性に向けた記事です。脱毛のメリットやメカニズム、脱毛サロンでの疑問を紹介しています。