なぜ脱毛は1回で終わらない?
毛周期って何?
具体的に何回通えばいい?
サロンやクリニックでメンズ脱毛を調べ始めるとまず目に入ってくるのが「1回では終わらない」というフレーズです。
僕も最初はすごく不思議に思いました。
実際、エステサロンの光脱毛、クリニックでのレーザー脱毛は1回で終わりません。
資格を取得後、脱毛サロンを運営。日々変わる情報をアップデートしながら研究しています

今回は1回では終わらない理由である「毛周期」に関してです。
※3分ほどで読み終わります。
ヒゲ脱毛に満足した回数は?
メンズ脱毛を行う場合、ツルツルを目指すか、そうではないかで回数が変わります。
ツルツルを目指さない、というのは「ヒゲ剃りを楽にしたい」「青ひげを解消したい」という意味になります。
ここで「ヒゲ脱毛に満足した回数」をご紹介します。
5回以内で満足している男性が42%います。「ヒゲ剃りを楽にしたい」という目的の場合、比較的少ない回数でも満足度が高くなります。
満足するまで11回以上かかっている男性は21%。こちらはツルツルにしたい、という目的を持っていると分析できます。
とはいえ、1回という選択肢がそもそもありません。

なぜ、レーザー脱毛、光脱毛は1回で満足できないのでしょうか?
それは「毛周期」に関係しています。
毛周期とは
「毛が生まれ変わるサイクル」のことを毛周期といいます。
➀ 体毛が伸びてくる「成長期」
② 成長が終わり自然に抜け落ちていく「退行期」
③ 皮膚表面に体毛が出ていない「休止期」
さらに詳しく見ていきます。
➀ 成長期
毛穴の中に、体毛の成長にかかせない「毛乳頭」「バルジ領域」があります。
「バルジ領域」から体毛の元になる細胞が毛根に送られます。
「毛乳頭」が毛細血管とつながると血液から栄養が供給されます。
そして毛乳頭の指令で、毛母細胞がつくられ、体毛の成長が始まります(毛乳頭は毛乳頭細胞の集まり)。
毛母細胞の働きが活発になると、体毛が皮膚表面に出てきます。
このとき毛母細胞に隣りあうメラノサイトではたくさんのメラニン色素(黒色の色素)が作られています。メラニン色素が毛母細胞に取り込まれることで体毛が黒くなります。
② 退行期
毛乳頭の活動が低下する時期です。
徐々に体毛が毛乳頭から離れ、抜け落ちる準備に入ります。
メラニン色素の生成がこの時期に止まります。
③ 休止期
体毛は完全に抜け落ち、毛穴の中からなくなります。
休止期では、毛乳頭の活動が休止。
そしてまた、新しい体毛を生成するための準備期間に入ります。
体毛は、この3つのサイクルを常に繰り返しています。
脱毛効果があるのは「成長期」だけ
レーザー脱毛、光脱毛では光線を照射し毛乳頭細胞の働きを止めることで、徐々に毛をうすくし目立たなくしていきます。
脱毛直後、体毛はすぐに抜けません。1~2週間すると、毛根のタンパク質に変化が起こり、スルッと抜けます。この不思議な感覚をぜひ体験してみてください。
「退行期」「休止期」の体毛に光線は効果がありません。
次の「成長期」を待ってから照射を行います。
体毛が抜けてから時間がたつと、また新たな体毛の成長が始まります。
照射後も、毛乳頭細胞が少しでも生き残っていると、新たな体毛を作り出します。とはいえ、毛乳頭細胞の働きが弱い分、毛穴から生える「体毛」は前よりも細くなっています。
照射を繰り返すことによりどんどん細くなり、脱毛が完了していきます。このため、1回で脱毛は終わらず複数回通うことになります。
ちなみに男性の方が女性よりも時間がかかってしまいます。これは、男性の方が女性よりも毛が太く硬い傾向にあるためです。
何回通う?
脱毛には最適なサイクルがあります。
脱毛の光線は肌にダメージを与え水分を奪っていきます。そのため光脱毛では3週間、レーザー脱毛では2ヶ月程度あけることが必要です。
それに加え体毛の成長には、毛周期のサイクルがあります。
このサイクルは、部位により異なり、かつ個人差があります。
個人差はありますが、1回の照射で「光脱毛:10%~20%」「レーザー脱毛:20%~40%」の体毛を処理することができます。
だいたいの目安についてです。
ヒゲ:10回~20回
体毛:8回~15回
ヒゲ:5回~12回
体毛:5回~8回
1ヶ月に1回?
次に照射する間隔の目安です。
ヒゲ:3週間~1ヶ月
体毛:1ヶ月~1ヶ月半
ヒゲ:1ヶ月~2ヶ月
体毛:1ヶ月~3ヶ月
そして脱毛が進み体毛が少なくなってきたら、この間隔が伸びていきます。この毛周期のサイクルを理解することが、脱毛をする上で大事なポイントです。
こちらの記事でご紹介しています。
光脱毛は1ヶ月に1回で、まずは10回程度が目安です。体毛の場合は5回~12回。ヒゲの場合は10回~20回ほどが平均的な回数になります。ツルツルを目指すか、体毛処理が楽になるのを目指すかで回数が変わります。
痛みがあるのは効いている証拠でもある
脱毛では痛みを感じることがあります。
肌に光線を照射すると、黒い体毛内で光エネルギーが熱エネルギーに変わります。
なぜ痛みを感じるかというと、この熱が光脱毛では100℃、レーザー脱毛では200℃くらいまで上がります。
この熱が痛みの原因です。
また、熱くなればなるほど毛乳頭細胞の働きを止めることができます。
「痛みは効いている証拠」といいますが、これは事実です。
そのため、クリニックやサロンで脱毛を受ける際、麻酔や氷で冷やすことで感覚を麻痺させ、痛みを感じにくくする工夫がなされています。
照射がうまくいくとどうなる?
大体2週間くらいで自然に抜け落ちるのが一般的です。
光線をあびた体毛は膨張し、少し黒く太い体毛になります。濃くなった体毛をひっぱってみると、スルッと簡単に抜けます。
特にウデや足の体毛がわかりやすいです。おもしろいので、ぜひ試してみてください。
メンズ脱毛
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以上、知っておくと脱毛が理解できる「毛周期」でした。
どうもありがとうございました。
エステサロンでの光脱毛をはじめたい男性に向けた記事です。脱毛のメリットやメカニズム、脱毛サロンでの疑問を紹介しています。