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グレアム・マーフィー版「白鳥の湖」第1幕と第2幕のあらすじは?
見どころポイントは?
映像はある?

グレアム・マーフィー版「白鳥の湖」はハイライトである第3幕「黒鳥のパ・ド・ドゥ」が第1幕に変更されています。

それがあまりに自然な流れになっているので、ぜひ観てほしいです。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。舞台、特にバレエを観に行くのが大好きで、年間100公演観に行った記録があります。

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kazu

今回は初心者でも楽しめるグレアム・マーフィー版「白鳥の湖」第1幕・第2幕の見どころ解説です。

※5分ほどで読み終わる記事です。

あらすじと作品解説

あらすじと作品解説に関してはこちらで紹介しています。

ここから第1幕・第2幕のあらすじと見どころポイントを紹介していきます。

第1幕

ジークフリート王子の部屋

結婚式前夜、一人で不安な夜を過ごすオデット。そんな中、ジークフリート王子はロットバルト男爵夫人と不倫をしているのであった。

結婚式

オデットとジークフリート王子の結婚式が華々しく行われている。しかし、オデットはジークフリート王子とロットバルト男爵夫人の関係に気づいてしまう。

愛を求めるオデットに対し、王族はよそよそしく冷たい。

不倫を知っただけでなく、このまま王族に残らなければいけないことを自覚したオデット。半狂乱になってしまい湖に身を投げようとしてしまうのであった。

第1幕の見どころポイント

グレアム・マーフィー版「白鳥の湖」第1幕・第2幕の見どころポイント

オデットの踊りが大きな見どころです。8mほどあるロングドレスの踊り、そして通常第3幕で登場する32回転のフェッテが第1幕に登場します。

特にフェッテのシーンは荒々しく、全員がセリフを話しているかのように雄弁ゆうべんです。ちなみに16回転となっています。

打ちのめされているオデットに近づく女王からなぐさめの言葉はありません。ほぼ全員がジークフリート王子とロットバルト男爵夫人の不倫を知っています。ロットバルト男爵夫人にいたっては夫と子供2人を連れています。

怒りをあらわにするオデット。

本来ならオデットが正しいはずなのに、王族の世界ではオデットが間違っているということになってしまいます…。


(通常版の第3幕で踊られる黒鳥のパ・ド・ドゥの部分が第1幕に変更されています。)

あやしく輝く瞳

このシーンで未だに忘れられない熱演があります。オデットをオリヴィア・ベルが踊っていました。そして、フェッテのシーンで涙を少し流していました。そして荒々しい音楽に変わると目がギラッと妖しく光ったのです。

背筋がゾクッとしました。

このゾクッとした感じがいまだに忘れられません。

第2幕

サナトリウム

自殺未遂をしたことで宮廷のサナトリウムに入れられてしまうオデット。サナトリウムとは、長期的な療養を必要とする人のための療養所のこと。そこでただ自分の人生をうれうことしかできないオデットであった。

寂しいサナトリウムでは夢の世界に逃げることしかできない。心が死につつあるオデットが想像するのは冷たい世界であった。夢の世界では白鳥のような乙女たちがオデットをなぐさめてくれる。そこにはジークフリート王子もいて、オデットのことを心から愛してくれるのであった。

第2幕の見どころポイント

柔らかい金色に包まれていた第1幕。第2幕は黒く沈んだ色をしています。

特に白鳥のシーンでは円形のステージが印象的です。芸術家マウリッツ・エッシャーの「波形表面」という作品が円形ステージに使用されています。エッシャーは、だまし絵のような上り続ける階段などが有名です。

白鳥のシーンの振付はかなりオリジナル性があるので、「白鳥の湖」を見慣れている方も楽しめると思います。

夢から醒めて第2幕が終わります…。そして第3幕へとつづきます。

DVD

グレアム・マーフィー版「白鳥の湖」、2008年収録版が発売されています。

映像に若干難ありなのですが、このDVDしか発売されていません。

kazu

以上、グレアム・マーフィー版「白鳥の湖」第1幕・第2幕の見どころポイントでした。
ありがとうございました。