僕はモダンダンスのレッスンが好きです。ただ、日本ではあまり流行っていないジャンルのため、なかなかモダンダンスのレッスンを受けることが出来ません。

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ダンスを上達させたい人にはおススメです。

最近はモダンダンスに似た、コンテンポラリーダンスのレッスンの方をよく見かけるようになりました。

めがね

モダンダンスとコンテンポラリーダンスの違いって何?

この2つのダンスの定義はすごく曖昧なので、説明するときにかなり苦労します。ですので、僕なりの考えで、モダンダンスとコンテンポラリーダンスの歴史と解釈をご説明します。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。30分のショーから2時間の舞台まで出演回数は5,000回は軽く超えているんじゃないかと思います。レッスンを受けるのが大好きで、ひたすら踊りまくっていました。今もレッスンは継続中でフリーのダンサーとして活動中です。

※3分ほどで読み終わる記事です。モダンダンス、コンテンポラリーダンスについてよくわかる記事になっています。

モダンダンスとコンテポラリーダンスの違い

ダンスの歴史

モダンダンスからコンテポラリーダンスへの流れ

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僕がメインで踊っているジャズダンスは、モダンダンスから派生しています。

おおまかにこのような歴史の流れがあり、モダンダンスがバレエに影響を与えたり、コンテンポラリーダンスがバレエに取り入れられています。

この表からわかるようにすべての踊りの基本は古典舞踊であるクラシックバレエです。クラシックバレエは、手の位置、足の位置が明確に決まっています。この決められたポジションから外れることは許されません。中でも一番難しいのがターンアウトです。

足を180°ひらく

このように足を180°開く技術ですが、ターンアウトができるかどうかは生まれた時の骨格に左右されてしまいます。とはいえ、バレエでは180°開くことができないと技術が完成されません。大人になると骨がかたまってしまうため、バレエは小さいころからはじめないとなかなかプロになるのが難しくなります。

ダンサーは毎日0.01°でもさらに開くよう訓練をしていますが、ある程成長するとプロのダンサーとしてやっていけるかがわかってしまいます。ターンアウトの素質を超えるには、相当の努力が必要になります。

例えば、バレエ大国ロシア最大のバレエ学校「ワガノワアカデミー」では身体条件がそろっていないと入学ができません。本人だけでなく、両親の体型や骨格まで審査対象となります。この試験に通ったとしても全員が卒業できることはなく、どんどん淘汰されていってしまいます。

このようにバレエの世界はとにかく厳しいです。もし、18歳までにプロとして活動を始めていない場合、バレエダンサーとしてはやっていくのはほぼ不可能だと思います男性が日本で踊る場合、たまに例外もありますが、女性の場合はさらに難しいと思います。

モダンダンスとは

モダンダンスとは、20世紀初頭に生まれた新しい舞踊の様式です。創始者はイサドラ・ダンカンという舞踊家です。バレエに息苦しさを感じたイサドラ・ダンカンが、より自由な表現を求めてモダンダンスが始まりました。イサドラ・ダンカンがバレエシューズを脱ぎ捨て、「はだし」で踊り始めたときにモダンダンスが生まれました。

モダンダンスの登場により、ダンスを踊れる人たちが格段に増えました。

モダンダンス

モダンとは「現代」という意味です。およそ100年前、このイサドラ・ダンカンの踊りは「現代」の踊りだったので、モダンダンスと呼ばれました。

ちなみに、モダンダンスでは、18歳から始めたとしてもプロとしてやっていくことは可能です。 

マーサ・グラハムの登場

そして、このモダンダンスの世界を確立した人物が何名かいます。その中からマーサ・グラハムを紹介します。マーサ・グラハムは、モダンダンスのテクニック法を確立していて、世界中のダンススクールでマーサ・グラハムのレッスンが取り入れられています。

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僕もアメリカの大学に留学した時は、バレエのレッスンが毎日あるのと同様、マーサ・グラハムのレッスンが毎日ありました。本格的なレッスンでは、必ずパーカッショニスト(打楽器奏者)がいて、生でドラムや打楽器をたたいてくれます。

日本ではこうしたレッスンがないのが非常に残念です。

マーサ・グラハムカンパニー

Ben Schultz and Charlotte Landreau in Martha Graham’s Cave of the Heart . © Brigid Pierce.

モダンダンスのテクニックは表現の上達にとても役立ちます。なぜ表現が上達するかというと、ひとつひとつの動きに意味があるからです。

先ほど「モダンダンスでは18歳から始めたとしてもプロとしてやっていくことは可能」と言いましたが、むしろ18歳くらいじゃないとモダンダンスを理解することが難しいです。

モダンダンスは精神的に成熟してからでないと習得が難しいジャンルです。与えられた振りを踊るだけでは、ただの動きの連続になってしまいます。先生に教えられたことをただこなしているだけではダメで、自分の頭でしっかり考えることが求められます。

自ら考えられるダンサーになることが求められ、ダンサーとしてもう一段レベルアップが期待できます。そのため、海外ではモダンダンスがレッスンに積極的に取り入れられています。 とくに日本人は海外のダンサーに比べると表現力が足りていない、とされています。表現力を広げたい場合、モダンダンスがオススメです。

モダンダンスで食べるのは難しい

ひとつ大きな問題があるとすると、純粋に踊りだけで生計を立てることが難しい点です。公演になかなか人が集まりません。アメリカに留学していた時、僕はモダンダンスの公演によく足を運んでいました。そこで気づいたのは、観客層が明らかにダンスをやっている人や、ダンス関係者ばかりだったということです。

モダンダンスが重要なジャンルであることは間違いないのですが、レッスン需要が高いものの、公演の需要はかなり少なくなっています。今、モダンダンスの公演は古臭くなっていて、衰退している状態です。

モダンダンスと日本の関係

モダンダンスは日本文化に影響を受けています。バレエの舞台装置はとても豪華ですが、モダンダンスの舞台装置はとてもシンプルに作られています。そして、マーサ・グラハムの作品では、日本にルーツを持つイサム・ノグチが舞台装置を数多く担当していました。そして、衣装もとてもシンプルです。

日本のわび、さび

そして、モダンダンスの考えは日本の「わびさび」といった観念と非常に近いものがあります。つまりシンプルなものに美しさを見出すという美意識です。

時々、難しいなーと思うこともありますが、カラダだけで表現するため、表現力が非常に重要になってきます。モダンダンスの作品は、ズシズシ伝わってくることが多いです。

ただあまり流行っているジャンルではないので、どうしても玄人向けの舞台ばかり。なかなか慣れていないと楽しいと感じるのが難しいジャンルでもあります。

コンテンポラリーダンスの登場

そして、モダンダンスの延長にコンテンポラリーダンスが登場します。「コンテンポラリー」という言葉は、これまた「現代的な」という意味です。

コンテンポラリーダンスでは、より自由な表現を求め、さらに自由な様式が展開されていきます。決まった技法がありません。振付師に完全にゆだねられ、レッスンでは先生によって内容がまったく異なります。

モダンダンスとコンテンポラリーダンスの定義

モダンダンス・・・メソッド(トレーニングの指導法)が確立されている
コンテンポラリーダンス・・・メソッドがない

僕はこのように理解しています。

ダンスで生活するためには

僕はアメリカにダンス留学をしていました。

ジャズダンスを専攻していたのですが、バレエとモダンダンスのレッスンが必須でした。さきほどのダンスの歴史からわかるように、バレエ、モダンダンスをやっていると必然的にジャズダンスのスキルがアップします。

というのもジャズダンスはバレエとモダンダンスから派生しているからです。

バレエは踊りの基本なので、大学でも必須のレッスンです。ただ大学でダンスを習っているということは「バレエで生きていくことが難しい人たちが集まっている」ということを大学側も理解しています。

プロのバレエダンサーはだいたい18歳ごろにはバレエ団に所属しています。大学は、ジャズダンス、コンテンポラリーダンスのジャンルで生きていく方法や、俳優として生活していく方法を示してくれていました。

そのため、大学でダンス専攻の学生は、副専攻を積極的にとるよう勧められます。それは、ダンスで生きていけない場合を考えてのことです。

モダンダンスで生活するのはかなり厳しく、コンテンポラリーはまだまだ廃れていないジャンルです。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

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以上、モダンダンスとコンテンポラリーダンスの紹介でした。
ありがとうございました。