jazz

ジャズダンスはどう発展していった?
チャールストンってどんな踊り?
タップダンスもジャズダンスから生まれた?

前回はジャズダンスのはじまりから1910年代まで紹介し、「ジャズミュージックに合わせて踊るダンスがジャズダンス」と紹介しました。

1920年代あたりからジャズダンスの幅が一気に広がりを見せ始めます。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。ジャズダンスを勉強中。

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kazu

今回は「ジャズダンスから派生したチャールストンとタップダンス」を紹介します。

※3分ほどで読み終わる記事です。僕が習ったことや調べたことをもとに書いていることをご了承ください。

歴史(1920年代)からみるジャズダンス。チャールストンとタップ

1920年代前半

1920年代から一気にダンスが細分化していきます。そのためここからは細かく時代を分けて紹介していきます。

ジャズダンスの歴史の流れ(1920年代前半アメリカ)

チャールストン

1923年、ジャズダンスの流れから「チャールストン」が登場します。

チャールストン

両ヒザをつけたまま、つま先を交互に跳ね上げるステップの踊り。アメリカのサウスカロライナ州チャールストン市が発祥のため「チャールストン」と名づけられる。

1923年「Charleston, South Carolina」(ジェームス・P・ジョンソン作曲)で最初に踊られた。

 

チャールストンはアフリカンダンスの直系と言っていいダンスです。上半身と下半身を別々に動かす踊りがはじめて社交ダンスに取り入れられたといわれています。上半身は手をたたき、下半身は床にむかって踏み鳴らすステップです。

これはまさにアフリカンダンスの動きです。

しかもこの映像を見るとヒップホップのステップもすでに登場しています。

チャールストンは現在も世界大会が行われ、進化しています。

ちなみにチャールストンはファッションの名前にもなっています。ファッションのチャールストンは、袖がなく、上からストンとした作りのドレスでウエストを絞らず、ローウエストで切り替えをしています。

ビル・「ボージャングル」・ロビンソン

1920年代に大活躍したダンサーがいます。

それが、ビル・ボージャングル・ロビンソン「Bill “Bojangles” Robinson(1878年-1949年)」です。ボージャングルの愛称で親しまれていました。タップダンスの基礎を作った人物で、タップ界の神とも呼ばれます。

こちらの映像は、前回紹介した白人が黒塗りをして黒人を演じるミンストレル・ショー(minstrel show)です。黒人のパフォーマーが誇張するようなメイクをしています。

アイリッシュ・ダンス

アイリッシュ・ダンスとケルト音楽は1920年代のアメリカにすでに伝わっていました。アイリッシュ・ダンスはタップダンスのような足の動きをしているのですが、上半身は動かしません。

アイリッシュ・ダンス

「アイリッシュダンス」はアイルランドにルーツを持ちます。16世紀、アイルランドはイギリスに支配され、アイルランド固有のゲール語や伝統文化が禁止されてしまいます。

家の中まで監視があったため、窓から覗かれても大丈夫なよう上半身は動かさず下半身だけ動かすアイリッシュ・ダンスが生まれたとされています。

タップダンスのはじまり

まったく上半身を動かさないアイリッシュ・ダンスの動きに、ストンプの要素や上半身の柔らかさをボージャングルがプラスします。ボージャングルによって、ジャズダンスの上半身の動きがアイリッシュダンスに追加され、タップダンスへ一気に進化していきます。

タップ(tap)は英語で「かるく叩く」という意味があります。

ボージャングルはブロードウェイだけでなく、シャーリー・テンプルとハリウッド映画で共演したり、アメリカ全土のツアー公演をおこなっていました。

シャーリー・テンプル(1928-2014)

テンプルちゃんで知られる天才子役。カクテルの「シャーリー・テンプル」はテンプルちゃんにちなんでいます。

1930年代から60年代、ハリウッド映画界で女優として活躍。芸能界を引退後、40代からは外交官や数社の大企業の重役などとしても大成功する。


ボージャングルとシャーリー・テンプル。

ボージャングルのおかげでタップダンスがアメリカ中に広まります。

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今回は「ジャズダンスから派生したチャールストンとタップダンス」の紹介でした。次回に続きます。
ありがとうございました。

次回の記事はこちら。