光脱毛は1回の照射で、ムダ毛の15%ほどに効果を発揮します。このため、光脱毛やレーザー脱毛は、何度も通う必要がでてきます。
15%の秘密は、「毛周期」にあります。
【毛周期とは】
➀ 体毛が伸び続けている「成長期」
② 自然に抜け落ちていく「退行期」
③ 体毛が毛穴からない「休止期」
この「毛が生まれ変わる3つのサイクル」を毛周期といいます。
➀ 成長期
毛乳頭が血管とつながると体毛が成長をはじめます。
毛包幹細胞が細胞分裂し、毛芽に。毛芽が細胞分裂し毛母細胞となります。毛芽に指示を出すのが毛乳頭細胞です。毛母細胞が順調に働くことで、皮膚の表面に体毛が出てきます。この時期、メラニン色素(黒色の色素)が生成されます。 日本人は特にメラニン色素の割合が多いため、髪が黒くなります
② 退行期
体毛が毛乳頭から離れます。体毛を支える細胞がなくなるため、抜け落ちやすい状態になり、ちょっとした刺激で抜けてしまいます。
③ 休止期
体毛が毛穴の中からなくなっている状態です。毛乳頭の活動が完全に止まります。これは新しい体毛を生成するための準備期間です。そしてまた、成長期へと移行していきます。
【光脱毛の効果があるのは「成長期」!】
光脱毛では、黒色に反応する光線を照射します。光は、黒い体毛を伝わって、毛根部分にある毛乳頭細胞にダメージをあたえます。徐々に活動を低下させることで体毛を生えないようにします。
脱毛できる「成長期」の体毛は約15%
皮膚表面に出ている体毛の割合は部位によって異なります。おおざっぱに言うと、光脱毛では1回の照射で10%~20%の体毛を処理しています。
【毎日できないわけ】
どんなに急いでいても毎日できないのは、この「毛周期」に関係しています。退行期、休止期が成長期に入るまでには時間がかかります。毎日照射しても効果がないだけでなく、肌に過剰なダメージを与えることになります。
【痛いのは熱いから】
脱毛の痛みは、ゴムをはじいたような痛み、とよく表現されます。痛いということは、光エネルギーが体毛内で熱エネルギーに変換できている証拠です。
つまり「痛みは効果がある証拠」です。
ただし、痛覚を麻痺させる方法があります。当店では痛みを感じやすい部位に関しては氷で痛覚を麻痺させてから行っています。
また脱毛器自体にも痛みを軽減する機能がついています。
【体毛はすぐ抜ける?】
照射直後、体毛がすぐに抜け落ちることはありません。レーザーや光をあてた直後、体毛は皮膚の中に残ります。
黒い体毛が光線を浴びると膨張します。体毛が膨らんでしまうと、毛穴に毛根が引っかかってしまい、身体の外に体毛が出られなくなってしまいます。
ただし2~3週間あと、自然に抜け落ちるのが一般的です。
照射後も、毛乳頭細胞が生き残っている場合があります。小さくなっていますが、そこから新たな体毛を作り出してしまいます。とはいえ、体毛は前より確実に細く弱くなります。
ちなみに、男性の方が女性よりも、体毛が太く硬い傾向にあるため、時間がかかってしまいます。特にヒゲはとても頑固で、ほかの体毛に比べ時間がかかることが多くなっています。
【脱毛のサイクルは?】
毛周期からわかるように、光脱毛では最適なサイクルがあります。
ヒゲ ・・・ 3週間~1ヶ月
体毛 ・・・ 1ヶ月~1ヶ月半
このサイクルを守ると順調に体毛の処置が行えます。また、体毛が薄くなると、この間隔が伸びていきます。その際は、スタッフがお伝えいたします。
以上、毛周期についてでした。
ブログでもご紹介しています。
ぜひご覧ください!
https://www.datsumou-suiso.com/entry/mechanism
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たけだ